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記事 · 撮影メイク 2026-05-15

撮影用メイクと普段のメイクはどう違うのか

カメラの特性と照明環境がベースの選び方に与える影響
工
工藤 恵美
メイクアップアーティスト
2026-05-15
暗い部屋で、リングライトの光を受けるドレスとティアラ姿の花嫁の横顔にブラシを当てる様子

「撮影用メイクって、普段より濃くするんですか?」という質問をよくいただきます。一概にそうとは言えません。カメラの種類、照明の色温度、撮影距離によって、最適なメイクの方向性はかなり変わります。

カメラが肌をどう写すか

デジタルカメラは、肌の凹凸や色ムラを肉眼より強調して写す傾向があります。特に、スタジオのストロボ照明は影を作りやすく、毛穴や小じわが目立ちやすくなります。そのため、撮影用のベースは、カバー力よりも肌の質感を均一に整えることを優先します。

一方、屋外の自然光は柔らかく、肌を比較的フラットに写します。この場合、厚いベースは逆に不自然に見えることがあります。薄付きのリキッドファンデーションを少量使い、気になる部分だけコンシーラーで補正する方法が自然に仕上がります。

照明の色温度とベースの色選び

スタジオ照明は色温度が高く(青白い光)、屋外の夕方は色温度が低い(オレンジがかった光)傾向があります。色温度が高い環境では、ベースの色が青白く見えやすいため、少し黄みのある色を選ぶことがあります。

撮影前に照明の種類を確認しておくことが重要です。カウンセリングで撮影場所と時間帯を教えていただくと、ベースの色と質感の方向性をあらかじめ決めておくことができます。

フィックスミストの使い方

撮影用メイクでは、仕上げのフィックスミストが重要な役割を果たします。ミストを使うことで、パウダーの粉っぽさが抑えられ、肌に密着した自然な仕上がりになります。また、長時間の撮影でも崩れにくくなります。

ただし、ミストの量が多すぎると、ベースが流れてしまうことがあります。距離と量の加減が必要で、これは経験によって調整しています。

撮影用メイクは、カメラと照明の特性を理解した上で組み立てるものです。撮影の詳細を事前に共有いただくほど、当日の仕上がりの精度が上がります。

#撮影メイク#照明#ベースメイク

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